展覧会・シンポジウム報告

2005年から2010年まで6年間に渡って行ってきた世界遺産ガッラ・プラチディア廟モザイク壁画の保存修復調査と修復事業の結果を展覧会とシンポジウムで発表した。

展覧会・シンポジウム題目 モザイクの真実-世界遺産ガッラ・プラチディア廟モザイクの保存と修復-
会期 (展覧会)2010年(平成22年)11月3日〜20日
会場 (展覧会)イタリア文化会館エキジビションホール
(シンポジウム)イタリア文化会館アニェッリホール
 
 

展覧会における展示内容は、ガッラ・プラチディア廟の歴史/ガッラ・プラチディア廟モザイクの考察/模写図版の制作/モザイクによる再現模写/図像の線描/オリジナルモザイクとその後の変容/材料の科学的分析/自然環境/保存修復作業 以上の9項目と分析試料の実物の展示、モザイクの道具と材料の展示の他、記録ビデオの上映を行った。 展示期間中は会場においてワークショップを開催し、原寸大のルネッタ模擬壁面上にモザイクの模写を制作しながらガッラ・プラチディア廟モザイクの制作技法を説明した。

シンポジウムは11月8日、9日の2日間に渡って行い本調査に携わった研究者4名とローマ美術史、中世美術史の専門家2名を招き、各研究テーマに基づき個人発表を行った。パネルディスカッションでは、8日「近・現代モザイクと古代モザイクについて」、9日「修復理論と材料・技法の変遷について」をテーマにそれぞれの立場から意見を交換した。

展覧会の会期中の来場者数は1511名、シンポジウムは422名の参加者があり、日本ではめったに行われない企画であったせいか、予想よりもはるかに多くの来場者があった。

 
  • シンポジウム個人発表

    シンポジウム個人発表

  • シンポジウムパネルディスカッション

    シンポジウムパネルディスカッション

  • 展覧会場にて

    右から共同研究者クラウディア・テデスキ ラヴェンナモザイク修復専門学校教官、ヴィンチェンツォ・ペトローネ駐日イタリア大使、工藤晴也 東京藝術大学教授、ウンベルト・ドナーティ イタリア文化会館館長

  • 展覧会場

    展示:オリジナルモザイクとその後の変容

  • 展覧会場

    展示:模写図版の制作、モザイクによる再現模写、モザイクの道具

  • ワークショップ

    ルネッタ原寸大模擬壁面にモザイクの模写制作をデモンストレーションする

 
シンポジウムプログラム